「落語とSFの意外な関係」 小松左京 聞き手:西秀一郎 構成:小松照昌 2006年08月11日 33年の時を経て再びリメイクされた映画「日本沈没」。その原作者でわが国SF界の重鎮、小松左京さんは、知る人ぞ知る上方演芸界の重鎮でもあります。今回インタビュアーを務めたのはこのコーナーの構成を担当している小松照昌さん。実は彼、小松さんの甥で、風貌も瓜二つ。さてさてどんな本音が飛び出すことやら……。 小松左京さん 噴火、街を襲う=「日本沈没」から、東宝提供 崩壊した国会議事堂や東京タワー=「日本沈没」から、東宝提供 (小松左京さんのプロフィール) ――今年は「日本沈没」の映画がリメイクされ、その続編「日本沈没 第2部」も出版されました。今再び「日本沈没」が注目されてるのは何でやと思わはりますか? そやねぇ、「日本沈没」が出版されたんは1973年なんやけど、書き始めたんは1964年でね、その年の10