高校物理では、二体問題:二つの物体の運動についてのみ学びます。 実際の正解では、いくつもの物体の運動をしている現象が多々あります。 実は、三体以上の物体の運動については、数学の知識を使って解くことが非常に困難なことが知られています。 でも、三体問題って解くことができるって聞いたこと、ありませんか? ここでは、三体問題についてのお話をいたします。 二体問題の例 高校物理の力学では、二体問題:二つの物体の運動ついて学びます。 ボールを投げたときの運動はボール一つのみしか描かれていないのですが、相方は地球です。大きすぎて書けないだけです。 問題を解く時に「重力加速度: \(g\) 」を使うということは、暗黙のうちに地球が関与していることを意味しています。 地球がボールを引っ張る力が働いて「下」にボールが落ちるのです。(※1) ※1 気になる場合には、質量 \(m\) のボールと質量 \(M\)