合成せずに「CGを撮る」時代。バーチャルプロダクションがやって来た2021.01.27 17:0024,492 照沼健太 真の「2.5次元」が実現? 「ハリウッド大作映画の撮影風景はこっけいだ。全身タイツ姿の俳優たちが緑の背景で演じているだけなんだから」。そんな揶揄がもはや揶揄にすらならないほど、近年の映画ではグリーンバックを使ったCG合成が当たり前です。 ハリウッドに限らず、映画『パラサイト 半地下の家族』の邸宅の外観は半分がCGでしたし、2020年末に公開されたNetflixオリジナルTVシリーズ『今際の国のアリス』でも、セットとグリーンバックによるCG合成で渋谷スクランブル交差点を再現したことが話題となりました。 しかし、それと同時に「CG合成」にとどまらない、「CGを撮る」時代が到来しつつあります。 CGを撮る=バーチャルプロダクション「CGを撮る」とはつまり、画面にCGを表示させ