たった1年で売上高が4割も減って上場来初の最終赤字に転落、株価も半値以下に…。これほど業績が急降下する企業も珍しい。ゲーム業界の雄、任天堂だ。欧米に続いて8日に国内で発売した新型ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」で再浮上を狙う。社長就任から10年を迎えた岩田聡(53)の覚悟に迫った。ボーナス削減に戦々恐々とした社員「下がらなくて良かった。ほんと助かった」11月27日午前、京都市の任天堂
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確かに、2011年は東日本大震災があり、タイでの大洪水によるサプライラインの寸断、そしてそれに続く超円高と、次から次へと、何世紀に1回起きるか起きないかというような大異変が続いた。それらが大幅な赤字の最大の原因であり、したがって今後は回復に向かうであろうと楽観的に考えたいところである。 しかし、どうも、本質的に家電業界を取り巻く環境が変化してきた事が、その背後にあるのではないだろうか思えるのである。 図1に示してある機械製品の国際競争力の推移によると、IC、コンピューター、家電等の国際競争力は、90年代を通して低下を続けていることがわかる。つまりパナソニックやソニーが巨額の損失を被る結果になったのは、一過性の東日本大震災やタイの水害の影響もさることながら、底流に何か大きな変化が長期間続いており、それがこれらの災害を契機として顕在化したのではないかと考えるのである。 家電メーカーの現状の原因
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