9月11日、絶滅が危惧されている野性のオカピの姿がアフリカ中部コンゴで初めて撮影された。ロンドン動物学協会提供写真(2008年 ロイター) [キンシャサ 11日 ロイター] アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)で、絶滅が危惧(きぐ)されている野性のオカピの姿が初めて撮影された。ロンドン動物学協会(ZSL)が11日明らかにした。 部分的にシマウマのような模様を持ち、キリンのような黒い舌を持つオカピは、コンゴ東部の森林地帯に生息する。ZSLのノエル・カンペル博士は声明で「こうしたカリスマ的な生物の写真を(野生で)初めて撮影したのは驚くべきことだ」としている。 同国のビルンガ国立公園では、レンジャーらが2年前からオカピのものと思われる足跡やふんを見つけていた。生息地域へのアクセスが限られていることもあり、オカピの正確な生息数は明らかになっていない。