三宅一生さんは「INSETTOのプロトタイプを見て、Issey Miyakeの腕時計を作ることを決断した」とまでおっしゃり、今でも、いつもINSETTOを身につけてくれます。 その三宅さんの期待に答えることができたのかどうか、とうてい自信を持てませんが、少なくとも、私が信頼を寄せるセイコー・インスツルの技術者達に製造を依頼したことは正解だったようです。その後、ハッリ・コスキネン、吉岡徳仁、深澤直人、ロス・ラブグローブ(敬称略)と続く、シリーズのデザイナー達が提起する非常に難しい課題に、同社が高い技術を持って応えて商品化を実現していることをとてもうれしく思います。 もちろん、プロダクトの開発が、そう簡単にデザイナーの意図どおりに進んでいかないことは、デザインの現場にいる人間は誰でも知っていることです。特に製造方法とコストの問題は、時としてオリジナルデザインを根底から揺るがすような条件を突きつ
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