10月16日、ロシアのロックバンド「ムーミー・トローリ」のリーダー、イリヤ・ラグテンコ氏の満50歳を祝う誕生日パーティが、モスクワで開かれた。現在ニューヨークを拠点としている彼がお忍びで帰国したのは、バンド結成35周年の記念の年でもあったからだ。 ムーミー・トローリは、1980年代後半、ソ連邦が崩壊に向かう過渡期にデビューしたロシアを代表するバンドで、フィンランドの画家、トーべ・ヤンソン作のムーミン・トロールがバンド名の由来である。世界的なヒット曲は「ウラジオストク2000」(1997年)で、海外公演や来日経験も多く、最近では昨年11月末に渋谷でライブも行っている。 ラグテンコ氏とバンドのメンバーの大半は、ウラジオストクの出身だ。この極東ロシアの港町は、成田からわずかフライト2時間半という近さから、このところ日本人渡航者が増えている。ウラジオストクの極東連邦大学で中国語を学んだという彼は、
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