ソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマンシリーズ」が人気を吹き返している。カセットテープやMDの時代に名をはせた「ウォークマン」ブランドだが、アップル「iPodシリーズ」の登場によって状況は一変。パナソニック「D-snapシリーズ」や東芝「GIGABEATシリーズ」などHDD内蔵・メモリー内蔵プレーヤーが市場投入されるものの、国内大手メーカーで残ったのはソニーのみとなった。 BCNの調べによると、国内では一時iPodシリーズのシェアが2008年10月に60%を超えた。だが2010年8月にはウォークマンシリーズが月間シェア47.8%とiPodシリーズ(シェア44%)を逆転。新製品登場前の端境期とはいえ、ウォークマンシリーズが月間の販売台数でトップに立ったのは集計を開始した2001年11月以降、初めての快挙だという。 一時期は20%近くにまでシェアを落としたウォークマンシリーズが復活を遂げた理