インド政府はことし8月に自治権を撤廃したカシミール地方の州について統治を強化するため、31日から政府の直轄地にしました。モディ首相は演説でその意義を強調しましたが、現地のイスラム教徒や領有権を争うパキスタンからの反発が強まることは避けられない見通しです。 さらにインド政府は統治を強化するため、31日からこの州を2つに分割し、それぞれを政府の直轄地にしました。 これについて、モディ首相は31日、西部グジャラート州で演説し「自治権は分断とテロしかもたらさなかった。国内のほかの地域との間にあった壁はなくなった」と述べ、意義を強調しました。 今回の措置によってインド政府は行政のトップを派遣したり、法律を直接、適用したりすることが可能になります。 インド政府は「経済発展を進め、治安を安定させるためだ」としていますが、現地住民の多数派を占めるイスラム教徒や、領有権を争うパキスタンからの反発が強まること
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