それではさっそく、具体的な手順を見ていくことにしよう。 1. 画像生成用のHTTPハンドラ・クラスを記述する 本稿の例のように、ASP.NET上で画像データを生成するには、HTTPハンドラ・クラスを利用すると便利だ。HTTPハンドラ・クラスとは、IISに対してクライアントから要求があった場合に、実際のリクエスト処理を行うためのクラスで、例えばおなじみの.aspxファイルも内部的にはHTTPハンドラ・クラスによって処理されている。 初歩的なASP.NETアプリケーションを構築するうえでは、HTTPハンドラ・クラスを意識する必要はほとんどないが、アプリケーションに新たなサービスを定義したい場合などでは、HTTPハンドラ・クラスを利用することでスマートにサービスを実装することができる。 自前のHTTPハンドラ・クラスを作成する方法については、本稿では割愛する。詳細は、「TIPS:[ASP.NET