議会出席を拒否し、議会に諮らずに専決処分を繰り返している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は28日、適正な行政運営を求めたほぼ全職員による上申書の受け取りを拒否した。竹原市長が「見ない。シュレッダーにかけろ」と激怒したため、上申書はひとまず総務課で保管されることになった。 上申書は一般職員180人と課長ら管理職約20人の署名簿を添えた2種類。一般職員分は(1)早急な議会の開会(2)専決処分した固定資産税の引き下げ撤回(3)法令に従った市政運営を求めており、管理職分もほぼ同様とみられる。 午前8時からの課長会で渡されるとみられたが、竹原市長が機先を制して一喝。逆に市長が作った「私たち職員は阿久根市民と苦労をともにし痛みを分かち合います」との訓示を出席した課長全員が3回唱えさせられたという。 竹原市長は「今さら固定資産税(率)を引き上げると言えるか! (職員の)ボーナスを元に戻せと言えるか!