ブッダは幸福の道を教えられました。その道には、明確な終着点(ゴール)があります。ゴールはどこでしょうか? 心や身体の苦しみなど、あらゆる苦しみが滅したやすらぎの状態=涅槃(Nibbāna)です。 ブッダは私たちに、ゴールと、そこに至る道を示されたのです。 とはいえ、そのゴールにすぐにたどり着けるわけではありません。 道を歩んでいるとき、さまざまな妨害物にぶつかったり、前に進めなくなったり、後退したり、道から外れてしまったりするのです。 何がそうさせるのでしょうか? どうすれば道をまっすぐに進めるのでしょうか? ブッダの教えから学んでみましょう。 【目 次】 はじめに 仏道には終着点(ゴール)がある 第1章 一つ一つ、ハードルをのりこえて 老いるものとは? 老いないものとは? 外れた道とは? 諸善の障害とは? 昼夜、滅びゆくものとは? 梵行(清らかな生き方)の垢とは? 水のない沐浴とは? 財