ウェブメディアだけではなく、テレビや新聞でも大きく取り上げられ、注目を集めているGoogleの中国撤退。今回は、一連の騒動の経緯、中国での反応、何がどこからどう撤退するのかまとめていきたいと思います。 ■ 検閲問題、サイバー攻撃、そして中国での事業撤退 はじめに、先日発表された「Googleの中国撤退」に至るまでの経緯を追ってみましょう。 Googleは、2006年1月に中国でサービスをスタートしました。中国における検閲の問題は周知の事実、Googleの提供する検索エンジンもこれに漏れず、「天安門事件」「ダライ・ラマ」といったキーワードに対してフィルターがかけられ、検索結果は限られたものとなっていました。中国で表示される検索結果については、米中での検索結果をスクリーンショットで比較した次のエントリーが参考になります。 ▽ らばQ:中国版Google「天安門」の検索結果が海外で話題に、外国人