NHK ドキュメント20min.日本で生まれた和製漢字研究の第一人者として知られる笹原宏之さん（45）が、今ライフワークとして取り組んでいる事がある。「地球」と書いて「ほし」と読ませたり、「秋桜」と書いてコスモスと読ませる等、古今東西の「当て字」を集めた、前代未聞の「当て字辞典」作りだ。これは、自身が中学生の頃からコツコツ集めた当て字を一冊にまとめあげた30年がかりの研究の集大成である。 当て字はどのように生まれ、どう広まっていったのか？歌謡曲の歌詞から、ベストセラーの一節、そして、2ちゃんねるの造語まで、こうした「当て字」の研究からは、日本人の精神性や暮らしの一端が垣間見えると言う。笹原さんの「当て字」研究をユニークな映像で表現し、知っているようで意外に知らない「漢字」の奥深い世界を伝える。
