日本語教育能力検定試験用に言語学をかじっています。 「来年には、帰国したいと、思っています。」 この文を、音韻論、意味論、統語論、形態論の順で分析する。特に後ろ3つ分析はたがいに重なる部分が多い。 音韻論 音声学は物理的に言語音声そのものを分析する。音節は、1個の母音を音節主音とし、その母音単独で、あるいはその母音の前後に1個または複数個の子音を伴って構成する音声群を言う。 日本語は、一般に母音で終わる開音節である。閉音節は「ん」および「っ」で終わる音節だけである。 課題文は、CV CV CV CV CV CV、CV CV CV CV CV V CV、V CVC CV V CV CVの音節構造をもつ。 日本語では語末などで無声化して聞こえない母音が現れる事も多いが(例えば「思っています」の「ます」が「mas」)、あくまでも無声化した母音を伴った開音節である。音節ごとにまとめるならば 「思っ