最大20Mbpsの通信速度を実現する次世代PHSが、実用化に向け動き出す。京セラが基地局の量産を12月より開始する。 京セラが生産するのは、PHSのインフラを完全IP網とする基地局。これまでPHSはISDN回線網を利用していたが、光ネットワークに切り替えられるようになる。 現在ウィルコムが進めているPHSの高度化通信規格である「W-OAM typeG」に対応し、通信速度を最大800kbpsに高速化できる。さらにウィルコムが2.5GHz帯を利用して実現しようとしている次世代PHSにも対応する。京セラでは2005年末より次世代PHS対応機器の開発に着手しており、2007年10月末までに実証実験も完了しているとのことだ。