データセンターやサーバルームにおいて、電源容量の確保は切実な問題となっている。これを解決するための方法をストーリーに沿って紹介する。 サーバやストレージなどのハードウェア製品、およびそれらの製品に組み込まれるパーツを生産するベンダーは今「製品の省電力化」を目指して懸命に取り組んでいる。その理由として、地球温暖化対策や二酸化炭素排出量削減といった環境問題への対応という世の中全体の動きに加え、増大化の一途をたどる企業の電力消費量を削減することが挙げられている。 オフィス内で働くビジネスマンにしてみれば、電力消費量の削減と言われても、なかなかピンと来るものではない。だが、データセンターやサーバルームを直接管理する部門にとっては、緊急に解決すべき問題として顕在化しつつあるのだ。本記事では事例を想定し、この問題の解決法を考える。 サーバルームは改修した。しかし・・・ 精密機器メーカーA社の生産事業所
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