週末の朝、260万人の足を直撃したのはプログラムに潜む“魔物”だった──10月12日朝、JR東日本や東京メトロなどの8都県662駅で自動改札機が起動しなかった原因は、「レアケース」という改札機の不具合だった。 同日早朝、SuicaとPASMOに対応した16事業者662駅で、日本信号が製造した自動改札機4378台(PASMO 470駅3050台、Suica192駅1328台)が起動しない不具合が発生。通常は駅構内のサーバから集中的に起動する仕組みだが、これが不可能に。各駅はサーバから改札機を切り離し、単体起動に切り替えるなどして対応。午前11時までに全面復旧したが、PASMOで約160万人、Suicaで約100万人の客に影響が出た。 日本信号によると、現時点で判明しているのはこうだ。原因は自動改札機のICカード判定部の不具合。判定部には毎朝、サーバから起動用データの1つとして、「ネガデータ」
横浜、大宮など、JR東日本の首都圏184駅で、12月1日0時ごろ、Suicaで自動改札機を通れないトラブルが起こった。JR東日本では午前4時38分にプログラム修正作業を完了し、午前5時10分までに全駅で復旧した。 トラブルがあったのは、おサイフケータイで利用できる「モバイルSuica」、定期券として利用できるカードタイプの「Suica定期券」、Suica機能を内蔵したJR東日本のクレジットカード「ビュー・スイカカード」のユーザー。誤作動したのはすべて、日本信号製の自動改札機だった。 JR東日本では原因を調査中だが、「モバイルSuica、Suica定期券、ビュー・スイカカードには6カ月以上利用がないと、自動改札の扉を閉じて、有効なカードかどうか問い合わせを行う機能がある。今回はその機能が誤作動して、利用しているカードでも問い合わせを行ってしまう不具合ではないかと推測している。Suicaでこの
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