経済的な豊かさが心の幸せとは言い得ない世の中になり物質的な充足ではなく本当の意味での幸せが問われる時代になりました。 世の中が成熟し、欲しいものさえわからないほど物資が溢れだしてきています。 有機的な「モノ」は乱立し対峙するようになるとそこに必ず隙間が生まれます。モノの数だけ隙間も増えてきます。隙間は何か閉塞的で遮断され、欠けているように見えるかもしれません。 時には歪みやゆがみも生み出します。 しかし一方でお互いのバランスを保つものとしてとても重要であり木々の木漏れ日や通り過ぎる風のような自然の美しさを感じさせてくれることもあります。 隙間を不安定の根源としてとらえず新しい価値観を生む場所として考えることもできます。 その「隙間」に焦点を当て、実はそこが持っている魅力や美しさを引き出したいと考えています。狭くて小さな空間ですがその先に何があるのか?どんな世界が広がっているのか?期待と不安