L’Arc~en~Ciel、総動員数45万人のワールド・ツアー最終公演。虹のかかるハワイの空の下、シンプルなステージでバンド自体がエンタテインメントであることを証明 その朝、虹はかかった。 5月31日の朝、ワイキキの空に大きな虹がかかった。それまで、日中は晴天が続き、夕方から夜にかけて通り雨が降り出すことが多かったワイキキの天気だが、この日の朝は珍しく、傘がほしくなるほどの少し強めの本格的な雨が降っていた。 しかし。雨を降らした大きな雲の切れ間から溢れ出した太陽の光が青空を広げると、そこにはっきりと大きな虹が生まれていた。真っ青な空に浮かび上がったその光のスペクトルは、肉眼ではっきりと数えられるほど、くっきりとした虹色を描き出していた。 海から始まり、海へと戻っていった大きな虹の橋は、ワイキキの浜辺、つまりこの日、L’Arc~en~Cielがライヴをすることになっていたワイキキシェルと向き