株式会社ロックオン、マーケティングメトリックス研究所の松本です。 これまで「棒グラフ」「円グラフ」「折れ線グラフ」について説明しました。これらを使いこなせれば、レポート表現に困ることはまずありません。 これからは、少し難易度は上がりますが、使えるとカッコ良くて表現の幅が広がるグラフを紹介していきます。 今回は「散布図」の使い方を完全マスターしましょう。 何を最も伝えたいときに散布図を使うのか? 散布図は、項目同士の「繋がり」を表すに用います。 項目同士の関係を感覚的に把握できることが、散布図の特徴だと言えます。 例えばポジショニングマップも散布図の1つです。 横軸と縦軸で当てはまった製品同士の距離から「YとZの隙間が広いから、それを埋める製品Aを作ろう」「競合Yを潰すため、同程度の音質の製品Zαを作ったほうがいい」と議論が行われます。 散布図を用いるのは、全体を俯瞰して項目同士の「広がり」