ソニーは、データ伝送と電源供給を1本のケーブルで行えるようにする「機器内ワンワイヤ・インターフェース技術」を開発した。折り畳み型携帯電話の上下をケーブル1本で接続できるようになるなど、モバイル機器のデザインの自由度や信頼性・耐久性の向上につながる新技術として、早期の実用化を目指す。 映像(ディスプレイ、カメラ)と音声、制御信号を含む信号を1本で双方向伝送するために、独自の時分割多重方式を開発。さらに、直流成分を持たない独自の多値符号化技術も開発し、高速で周波数利用効率の高い伝送が可能になり、電源の重畳も実現した。 早期の実用化に向け、アナログ部の試作チップをロームと共同開発し、技術検証したところ、940Mbpsという高い伝送速度が得られることを実証したという。 折り畳み型の携帯電話は、ヒンジ部に薄いフレキシブル基板を使うことで上下部分を電気的に接続している。ソニーによると、従来技術では接続
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