「iOS7は、なんだかAndroidっぽい所があるなあ」──これがiOS7の発表を見て筆者が受けた第一印象である。iOS7を紹介する記事はすでに大量に出回っている。この記事では「Android方面から見たiOS7の印象」に絞って記すことにしたい。 その前に、筆者の立場を少しだけ説明させてほしい。筆者は、日本で発売された最初のiOSデバイス(当時はiOSとは呼んでいなかったが)である初代iPod touch以来のユーザーの一人だ。今もiPhone5を日常的に利用している。またAndroidは、日本初のAndroid OS搭載スマートホンである「HT-03A」以来のユーザーで、ジャーナリストとしてAndroid開発者コミュニティーを取材した経験もある。今回は両方のOSをほぼ等距離に見てきた一人として記事を書いている。 記事の前提となる情報は、Appleソフトウエア開発者向けのイベントWWDC2

