北陸自動車道の小矢部川サービスエリア(SA)で起きた死傷事故で、死亡した宮城交通(仙台市)の小幡和也運転手(37)は事故当日まで11日連続で勤務していた。石川県内のバス会社でも、国が定める上限の13日連続勤務は、春と秋の繁忙期には珍しくない。関越自動車道のツアーバス事故を受けた規制強化もあって人手不足は慢性化しており、各社とも厳しいやりくりを強いられている。 労働基準法では、7日間に1回の休日が義務付けられている。ただ、バス運転手の場合、「労働大臣(現厚生労働大臣)告示」により、2週間に1度の休日出勤が認められているため、最大で13日間続けて働くことができる。