ワインとタバコを片手に背中合わせに座り、ゆったりとくつろぐ男女のシルエット。まるでそこに本物の人間がいるかのような、とてもリアルな影絵です。しかし驚くべきことに、その影を作っているのはマネキン人形ではありません。 なんと山積みにされた六ヶ月分の家庭ゴミ! さらに、そのゴミを二羽のカモメの剥製がついばんでいます。 今回は、このように一見精妙で美しく、よくよく見るとハードな表現の影絵アートをご紹介します。 海外サイト『dailymail.co.uk』によると、この作品を作ったのはイギリス在住のアートユニット、 Tim Noblea and Sue Websterのお二人。1986年にノッティンガム大学で芸術学生として出会ってから現在に至るまで、芸術家として長いキャリアを積んできました。 彼らの作品にはガラクタやゴミ、それから動物の死骸や骨といった、目を覆いたくなるような素材が使用されています。