5年前にNoSQLを追いかけ始めたとき、筆者はその革新的なスキーマの柔軟性、スケーラビリティ、プログラムのしやすさに興味をそそられた。しかし同時に、あまりにも多くの点で未熟であることにも衝撃を受けた。たとえば多くの製品は、結合や(主キー以外の)インデックス、クエリ言語、ストアドプロシージャ、洗練されたセキュリティ、コストベースのオプティマイザなどの機能を備えていなかった。まるで、これらのデータベースの作者が、リレーショナルデータベースの世界に幻滅するあまりに、その成熟度やエンタープライズ分野での使い勝手などの長所も含め、あらゆる要素を否定していたかのようだった。 しかし、NoSQLデータベース製品が年齢を重ね、エンタープライズ市場を狙うようになった今では、状況も変わった。そんな中、Neo Technologyのグラフデータベース「Neo4j」に、ソフトウェア製品にとって重要な節目である3つ