皆さんもニュースでご覧になったかもしれませんが、総務省が開催しているICTサービス安心・安全研究会と呼ばれる有識者会議で、10月から12月までの間、携帯電話の料金について考えるタスクフォースが開催され、話題になっています。このタスクフォースでは、ライトユーザー向け料金プランのあり方、端末価格とサービス料金の分離と並び、MVNOを通じた競争促進が検討課題として挙げられました。このタスクフォースで焦点となったことの1つがMVNOへの「HLR/HSS開放」。今回は、一体何が議論となったのか、今後どのようなことが起きるのか、簡単にご説明します。 HLR/HSSの役割 HLR/HSSとは何の略語でしょうか? 辞書的には、「Home Location Register/Home Subscriber Server」の略となり、日本語では「加入者管理装置」「加入者管理データベース」と呼ばれることが多いよ