米IBMは10月26日、「IBM World of Watson 2016(IBM WoW)」において、コラボレーションツールを手掛ける米Slackとの提携を発表した。「IBM Watson」をSlackプラットフォーム上に組み込み、Watsonが提供する自然言語での対話能力を活かしたチャットボット(Bot、会話エージェント)の構築を容易にする。 IBM WoWでは、SlackのCEOであるスチュワート・バターフィールド(Stewart Butterfield)氏とIBM Watsonのゼネラル・マネージャーであるデービット・ケニー(David Kenny)氏が揃って登壇し、「Watsonを利用することで、(Slack)ユーザーはコミュニケーションの“質”を高め、(ユーザーの)利便性も向上させられる」と、今回の提携でユーザーが得られるメリットを強調した。