インテリジェント・デザイン(ID)とは、宇宙、世界、生命、人間などが何らかの「高度な知性」によってつくられた、とする説です。IDのもとになったのは創造論という考え方です。創造論は、聖書の記述に基づいて宇宙や生命の成り立ちを科学的に説明できる(だからダーウィンの進化論は間違っている)とする疑似科学の一種です。IDは、創造論における「キリスト教の神」の役割を「高度な知性」という言葉に置き換えただけのもので、宗教色を薄めることで政教分離を定めた憲法規定の回避をねらっているのです。 進化におけるダーウィン説を学校教育から排除できないため(アメリカでは最高裁判決が出ました)、ブッシュ大統領をはじめとしたキリスト教保守派は、平等のためにID説もダーウィン説と同じように理科の時間を使って教えるように、教育委員会に圧力をかけています。一部では創造論者が成功を収めつつあるようです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く