米Googleは6月14日(現地時間)、主に新興国でのインターネット接続環境提供を目的とする、気球(balloon)を使ったインターネット網構築プロジェクト「Project Loon」を発表した。まずニュージーランド上空に30機の気球を打ち上げ、50人のユーザーが参加する実験を開始した。 同社はかねて、世界における普遍的なWebアクセスの実現を提唱している。このプロジェクトにより、地形的条件や経済的要因でインターネットへの接続環境構築が難しい地域への接続手段の提供を目指す。 同プロジェクトに取り組むのは、自動運転カーやGoogle Glassなど、(GoogleがMoonshotと呼ぶ)さまざまな実験的プロジェクトを抱える部門「Google X」。気球でインターネット網を構築するというアイデアはばかげて聞こえる(プロジェクト名の「Loon」はballoonにかけたものだが、looney(ば