CSS によるフォントの和欧混植は、たいがいの場合、font-family プロパティを使ったシンプルな実装で間に合う。ファミリ名をカンマ区切りのリストとして指定すれば、ユーザーのローカル環境に応じて利用可能なフォントが適切に選択される。 html { font-family: "Helvetica Neue", "Arial", "Hiragino Kaku Gothic ProN", "Meiryo", sans-serif; } しかし、こういったシンプルなアプローチでは実現できないケースもある。「特定の和文フォントが利用可能な場合に、特定の欧文フォントと組み合わせて利用したい」というのがそれ。たとえば、「ヒラギノ明朝か游明朝のいずれかが利用できるなら Times と組み合わせて使いたいが、どちらの明朝体も利用できないなら Helvetica とゴシック体の組み合わせを使いたい」とか