資格と職業学校図書館 司書と教員の同僚性について あるところで、「学校の司書は教員とどこまで同僚性を持てるのか? ハーフ?」という問いを見た。これって結局は「その人次第、現場次第」で一般解というものはないだろうから、あくまで自分の居場所についての自分の考えに限定して書いてみたいと思う。 ▼ そもそもこういう問いが出てくる背景には、「司書が同僚として認められていない」現実や、それに対する司書の不満が多分にあるのだろう。学校司書は、6月の学校図書館法改正でようやくその存在が公式に認められたばかりで、待遇も劣悪だ(「司書 求人」で検索するとわかる)。「教員」ではないことを理由に職員会議に出られない司書も多いなど、その活動にも様々な制約が課されている。充分なサポートを得られず「一人職場」の苦しさを抱えている人もいる。また、残念ながら、司書の専門性は素人には見えにくい。下手すると「本の貸出返却作業や