サッカー界は、きちんと中国にイエローカードを突きつけた。アジアサッカー連盟(AFC)は、来年1月に行われる第15回アジア杯(1月7日−29日・カタール)で中国人の主審をひとりも選出しなかった。これは複数の中国人の元国際主審が国内のサッカー賭博にかかわり、逮捕されたことで、アジア杯を主催するAFCが決意したものだ。(夕刊フジ編集委員 久保武司) また日本も中国に対し、毅然とした態度で臨んでいる。尖閣諸島問題で中国国内で反日ムードが高まる中、今月4日に中国で開催されたU−19アジア選手権の日本対UAE(アラブ首長国連邦)戦で、観客の男性が会場に掲げられていた日本国旗を引きはがす事件が起きた。 これを問題視した日本協会・小倉純二会長(72)が、中国サッカー協会のチャン・ジロン副会長に直接電話で抗議。尖閣諸島問題でおよび腰の日本政府とは違い、迅速な行動で中国サイドにこちらもイエローカードを突きつけ