ダズル迷彩を施されたイギリス海軍空母アーガス(1918年) ダズル迷彩(ダズルめいさい、英語: dazzle camouflage, razzle dazzle, dazzle painting)は、艦船の船体外装に全面的・全体的に施される、塗装による迷彩の一種。特に第一次世界大戦中に多くみられた。第二次世界大戦以降では数こそ大きく減ったが、存在している。イギリス人画家ノーマン・ウィルキンソン(英語版)の発案によるもので、対照色で塗装された複雑な幾何学模様で構成されていた。日本語には英語 "dazzle" の意訳を基にした和製漢語「幻惑迷彩(げんわく めいさい)」もある[1]。 原理[編集] 迷彩とは本来、対象物を周囲に溶け込ませ目立たなくさせるためのものであり、その定義からすればこのダズル迷彩は逆に注意をひきつけるため、有効とは思えない迷彩である。しかしこの迷彩は、常に変化するあらゆる天