アリエル・レヴィ(Ariel Levy)のFemale Chauvinist Pigs: Woman and the Rise of Raunch Culture(『男性優越主義のメスブタ――女とオゲレツ文化の興隆』)を読んだ。フリープレスから2005年に出て結構話題になった本らしい。 ずいぶんひどいタイトルでなんか反フェミニズム本みたいな感じだが、この著者のレヴィはニューヨークのジャーナリストで筋金入りのフェミニストである。序論によるとお母さんは25年間女性の自己発見グループに出ている指圧師(化粧品持ってないらしい)、お父さんは元ウィスコンシン大学で左翼運動をやってた活動家で家族計画とか女性の権利運動を支援してたらしい。 この本の主な主張は、ここ数年アメリカで女性がポルノに出たり性的なものを消費することで自分は自由や力を得ているのだと主張するフェミニズムの動きがあるが、そういうのは全然本