元IS戦闘員、モハメッド・イブラヒムの生活は苦しく、兄2人が米軍とイラク軍に殺された恨みからISに志願した(今年4月イラク北部アルビルにて撮影・玉本英子) ◆戦争の加害者は被害者でもあった イラク北部でスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)と対峙(たいじ)するのは、政府軍とクルド組織ペシュメルガだ。今年2月、部隊に同行し、最前線に入った。ISが支配するイラク第二の都市モスルに近い要衝だ。自爆車両の突入を阻止するため、深い塹壕が掘られ、すぐ先の支配地域からは連日、砲弾が撃ち込まれる。 司令所そばの地面には無造作に二つの死体が横たわっていた。前夜に侵入を図って射殺されたIS戦闘員は20代前半。地元の男たちは隣村の青年だろうと話す。モスルのIS部隊の8割は地元民で、残りは外国人という。 クルド治安当局に拘束されたイラク人の元戦闘員2人に面会し、話を聞くことができた。 濃緑の瞳をしたアリ・ハラフ
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