今日から本格的に漢文講座に入ります。 お手元に漢和辞典を用意があるととてもいいです。特に『漢辞海』がオススメですよ。 漢文で、一番大事なのは動詞です。 動詞さえつかめば、けっこう意味がとれるのです。 動詞を制する者は漢文を制する!ということで本日はその動詞のつかみ方を紹介します。 ですが、その前に簡単に漢文の構造・語順を知りましょう。 漢文は英語に近い語順で、「主語+動詞+目的語」となっています。 主語と動詞の間に、修飾語句が入ることもありますが、基本的に主語のすぐ後が動詞です。 次の文を見て下さい 『三国志』巻一武帝紀 (曹)嵩生太祖. 曹操の父“嵩”が主語なので、そのすぐ後の“生”が動詞ですね。目的語は“太祖”、曹操です。 “生”は「生む」という意味が思い当たりますね。 ですから、「曹嵩が太祖を生んだ」という意味になります。*1 というわけで、動詞の見つけ方は、主語の後を見る! ただし