アリババは純粋の民間企業なのか? 中国の電子商取引最大手のアリババ(阿里巴巴集団)が、9月中にNY証券取引所に上場します。9月5日にSECに提出した書類によりますと、最大調達金額(売り出しと新規発行の合計)は史上最大の243億ドル(2兆5500億円)で、IPO時点の時価総額はアマゾン・ドットコムとほぼ同じ1600億ドル(16兆8000億円)となります。 過去最大の上場時資金調達は2010年の中国農業銀行の221億ドルで、ネット企業の過去最大は2012年のフェイスブックの160億ドルでした。 実際に取引が開始されると時価総額は20兆円にもなるといわれており、日本企業では時価総額1位・トヨタ自動車の20兆8700億円(9月8日現在)にほぼ肩を並べ、2位・ソフトバンクの9兆1500億円の2倍以上にもなります。 ちなみにソフトバンクはアリババの34.1%(上場後は32.4%)を保有する最大株主です