中国がベトナム漁船拿捕=南シナ海、9人拘束 中国がベトナム漁船拿捕=南シナ海、9人拘束 【バンコク時事】ベトナム外務省は6日、同国の漁船が9月11日に中国と領有権を争う南シナ海の西沙諸島付近の海域で中国側に拿捕(だほ)されたことを明らかにした。ベトナム政府は中国に抗議したが、乗組員9人は拘束されたままという。 同省によると、中国は抗議に対し「漁船が爆発物を使ったため拘束した」と説明、処罰する方針を示した。ベトナム側は無条件の解放を求めている。(2010/10/07-00:04)
今年3月、南シナ海の公海上で数隻の中国艦船が米海軍の非武装音響測定船「インペッカブル」の活動を妨害し、同海域をめぐる米中の緊張感が高まった。この状況は、同じ南シナ海で対立するベトナムと中国との関係を映し出しているともいえそうだ。ベトナムは長年、対米、対中関係の平衡を慎重に保ってきたが、昨今は米国との関係強化へ傾きかけているのだ。 ◇ ■分析 中越両国は、南シナ海域で何世紀にもわたり競合し、石油資源に恵まれた南沙(ベトナム名・スプラトリー)諸島や1974年に中国がベトナム軍から奪取した西沙(同・パラセル)諸島の領有権を互いに主張してきた。 そして昨年、この領有権争いが再燃した。ベトナム国営石油会社ペトロベトナムと業務提携し、南沙沖の油田調査を行っていた米国と豪州の石油会社に対し、中国が警告したのだ。米軍がフィリピンのクラーク基地、スービック基地から撤退した1992年に中国が主張した南
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