http://www.joy.hi-ho.ne.jp/byakuya/bungaku-37.html寺山修司〈のぞき魔事件〉と尾崎豊〈民家侵入事件〉 杉山正樹『寺山修司・遊戯の人』（新潮社）の冒頭で寺山の死の３年前、１９８０（昭和５５）年７月中旬に起きた彼の「のぞき魔事件」について言及されている。同年８月１日付朝日新聞の朝刊には顔写真入りで、見出しは４段ぬき、記事９行文の幅を取り、〈寺山修司゛夜の顔ﾞ〉のメインタイトルに、〈アパート侵入、捕まる〉のサブタイトル、下に横書きで〈罰金命令〉.。《劇作家で前衛劇団「天井棧敷」の主宰者として知られる寺山修司（４４）＝東京都港区元麻布３丁目＝が、７月中旬、渋谷区内の他人のアパートの敷地内をうろついていて付近の住民につかまり渋谷署に突き出されていたことが３１日明るみに出た。寺山は住居侵入の事実を認め、２日後に釈放、罰金の支払いを求める略式起訴をされた。 渋谷署の調べによると、寺山は７月１３日午後１０時ごろ、渋谷区宇田川町８丁目、「八幡荘」＝小林要
