いつの間にか「寒中見舞い申し上げます」の時期である。気がつけば、すっかり年賀状を書く習慣がなくなってしまった。まずい事なのか、これが普通なのか。それでも律義に年賀状を送ってくださる方がいる。そして元旦は年賀状が届くのを楽しみにしている自分がいる。 それにしても送り主はどういう訳か、決まって普段から忙しくされている方たちなのだから恐縮してしまう。時間を捻出して、かなり早い段階からきちんと準備を進めているのだろう。 新年になるや否やSNSで賑やかに挨拶をし合うのも楽しいが、そんな中で、予定通りにスッーと届けられる年賀状はやはり優雅で美しく感じる。 それに対してメールで挨拶を返したりするから、輪をかけて申し訳ない気持ちになるのだが、自分の場合は届いたものを1か月くらい机の上に置いておくのが常なので、何度も手に取って読み直すこともあり、やはり年賀状にはデジタルにはない存在感があるなと思う。 その中