休日を利用して、妻と渋谷で映画を見た。『ミツバチの羽音と地球の回転』(鎌仲ひとみ監督)という題で、美しい自然の風景が映し出されそうに聞こえるが、実は原発問題をテーマにしたドキュメンタリー映画だ。妻が19日の新聞記事を見て提案したので、私はタイムリーな主題に惹かれて二つ返事で賛成した。135分のその映画を見て、私はぜひ本欄で内容を紹介しようと思った。原子力をめぐる日本のエネルギー問題を真面目に考える人は、この映画が訴える視点を無視してはいけないと思った。 瀬戸内海の西側の入り口近くに「祝島」(いわいじま)という小さな島がある。現在の人口は500人足らずだが、昔はその10倍あったという。山口県上関(かみのせき)町に属し、日本の田舎の例に漏れず、人口減少と高齢化が進んでいる。ということで、“地方の振興”を旗印にして、祝島の対岸3.5kmの上関町内に中国電力が原子力発電所を建設する 計画が、200
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