オブジェクト指向プログラミングの作法では、ほかのクラスのプロパティの値を直接書き換えたり読み出すこと良しとしない考え方があります。ではどうやって、ほかのクラスからプロパティにアクセスするかと言えば、プロパティの値を設定したり返したりする専用のメソッド、すなわち、getterメソッドとsetterメソッドをクラス内で定義しておき、それを介してのみアクセス可能にします。 しかしこれではクラスを利用するユーザーにとって手軽さを欠いたものになりかねません。そこでgetとsetのキーワードを使い、暗黙的なgetterメソッドとsetterメソッドを定義します。これであたかもプロパティに直接アクセスしているかのように見せることができます。 たとえば、次のGameクラスにはplayerNameとgamePointの2つのプロパティが使ってあります。GameクラスのインスタンスmyGameを作ったとき、2