日産自動車のカルロス・ゴーン社長は25日の株主総会で、2013年3月期の自身の役員報酬が9億8800万円だったと明らかにした。12年3月期の9億8700万円に比べ0.1%増加した。13年3月期の上場会社役員としては最高額となる可能性が高い。 日産の13年3月期の役員報酬は、取締役10人合計で17億4900万円(社外取締役1人の300万円を含む)に上った。ゴーン社長は「(世界的な企業が)日産の主要経営陣を採用しようとしている」と指摘。役員が引き抜きのターゲットになっているため、必要な報酬水準だと強調した。