【ニューヨーク=畑中徹】西武ホールディングス(HD)の再上場の進め方で対立し、同社株に対し株式公開買い付け(TOB)を実施している筆頭株主の米投資会社サーベラスのマーク・ネポラント最高執行責任者(COO)は、20日までに朝日新聞の電話でのインタビューに応じた。主なやりとりは以下の通り。 「西武株の売却、ありえない」 TOBの米サーベラス ――西武HD経営陣との交渉は、なぜ、こじれてしまったのでしょうか。 「その質問は、ぜひ西武側の経営陣に聞いてみてほしい。2012年の初めか半ばごろまでは、私たちは西武の経営陣と非常にうまくやってきた。業績の回復ペースは私たちが思ったほどではなかったが、親密に取り組んできた。しかし、西武が上場しようとして準備を始めたころから、同社の経営陣は、私たちが理解できないようなことをやりはじめた。その点は、指摘しておきたい」 「私たちは、西武側との『メディア対決