シンガポールでは、隣国インドネシアで行われている焼き畑農業によって大気汚染が過去最悪の水準に達し、現地の日本人学校が休校を決めるなど影響が広がっています。 シンガポールとマレーシア西部では、先週後半から幅70キロほどのマラッカ海峡を挟んだ対岸にあるインドネシアのスマトラ島で行われている焼き畑農業やそれに伴う森林火災の煙が季節風に乗って流れ込み、街全体がかすんだり焦げ臭いにおいが広がったりして大気汚染が深刻化しています。 シンガポール政府が定める大気中の汚染物質の濃度を示す指標は、19日夜から20日にかけて、5段階のうち2番目に深刻な水準に達し、過去最悪を記録しました。こうしたなか、シンガポールにある日本人学校のうち、小学校2校と中学校1校はキャンプなど野外活動を延期にしたり、体育など屋外での授業を取りやめるといった措置を取ってきましたが、体調不良を訴える児童生徒が増えていることから、21日