【6月5日 AFP】フランスは4日、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権が化学兵器サリンを使用した証拠を入手したと発表した。これを受け、軍事介入も含む「あらゆる選択肢」を検討しているとも表明している。 ローラン・ファビウス(Laurent Fabius)仏外相はテレビ放送された発言の中で、シリア国内で採取された血液と髪をフランスの研究所で検査した結果、サリンの使用が示されたことに言及し、「サリンガスが使用されていることについては疑いの余地がなくなった。研究所での検査で、明らかな結果が出た」と述べた。 シリアで化学兵器が使われたことを確認したと発表した国は、フランスが初めて。またファビウス外相は、サリンを使用しているのは「政権とその支持者ら」だとも付け加えた。 さらに同外相は「一線を越えてしまったことは明白。今後の対応について他国と協議していく予定だ」とし、「軍