滋賀県立図書館(大津市瀬田南大萱町)は19日から、電子図書システムを使った貸し出しサービスの実証実験を始める。8月末までの予定で、利用者は自分のパソコンやスマートフォン、タブレット端末などを使い、自宅や出先などで本を読むことができる。実験後にアンケートに答えてもらい、将来の電子図書サービスに向けての課題を探る試みという。 紀伊国屋書店の協力で、電子図書(和書500タイトル、洋書2800タイトル)を期間限定で利用できる。無料だが、パケット代などの通信費は自己負担。応募資格は中学生以上で、図書館の貸出券を持ち、終了後に必ずアンケートに協力できる人。希望者は、図書館2階の参考資料室カウンターで申し込むと、ログイン用のIDを登録できる。PCや端末など機器類の貸し出しはない。 同種のサービスは、大阪市立図書館、堺市立図書館などで導入されている。県立図書館では、体験者のアンケートで端末機器などの利用環