2027年に開業予定のリニア中央新幹線について、JR東海は13日、昭和町で住民説明会を開き、甲府市大津町周辺に設置する「中間駅」の概要を明らかにした。駅はホーム全体がフード状のコンクリートの防音壁で覆われているのが特徴で、切符売り場はなく、改札口は1か所のみのコンパクトな構造となっている。 中間駅は東京~名古屋間にある駅のことをいい、今回は山梨、長野、岐阜県に設置される予定の駅のイメージが初めて公表された。 駅は出入り口や改札などを1階部分に設置し、エスカレーターやエレベーターなどで高架部分のホームに上がる形となっている。駅の延長は約1キロ、ホームは地上からの高さが約20メートルと想定されている。 駅には、インターネットなどで全席を予約販売することを想定し、切符の販売スペースを省いた。1階の残りのスペースは貸し出す計画で、商業施設や観光施設などで活用してもらうとしている。 同社の宇野護・中