4日間の北朝鮮訪問を終えた飯島勲内閣官房参与が18日、経由地の北京から羽田空港に帰国した。飯島氏はその後、菅義偉官房長官と都内のホテルで約1時間会い、北朝鮮側との会談で拉致問題について(1)被害者の即時帰国(2)真相究明(3)実行犯の引き渡し−を求めたことを報告した。飯島氏の帰国を受け、安倍晋三首相は視察先の大分県別府市で「(拉致問題は)安倍内閣で解決しなければならない」と改めて記者団に述べた。 首相は18日夜、菅氏から電話で飯島氏の訪朝結果の報告を受けた。首相は「必要があれば飯島参与から直接話を聞く」とも語り、週明けにも飯島氏と会う考えを示唆した。 飯島氏は民航機で羽田空港に到着した際、記者団の前に姿を見せず、取材にも一切応じなかった。 飯島氏は訪朝中、北朝鮮ナンバー2の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長や、金永日(キムヨンイル)朝鮮労働党書記(国際部長兼務)と会談し、日